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ネガティブ志向で常に普通であることをコンプレックスに思い特別になりたいと願う。そんな人のために、著者の経験からなりたい自分をキャラクター化しそれを演じることで自分の強みを作っていく方法をレクチャー。

自分の強みを作る

キャラクターは、パーソナリティ(個性)、夢や目標、小さな実績など、自分のあらゆる要素を掛け合わせてできるもの。 私は、そのキャラクターを本来の自分の要素ではなく、「はあちゅう」という架空の存在に、なりたい自分の要素を混ぜて、つくっているわけです。 自分に自信があって、強みを持っている人は、本来の自分の要素でキャラクターをより強固にしていけばいいと思います。 私のように、自分に自信がなくて、自分のことが大嫌いな人は、なりたい自分を自分のキャラクターにしちゃえばいいのです。 本当の自分がわからない。自分の強みがわからない。 そんな漠然とした不安を抱えているみなさん! はじめにも言いましたが、本当の自分なんて探さないでください。 きっと探してもどこにもいません。そんな不確実な、どこにいるんだかわからないもの、そもそもいるんだかいないんだかはっきりしないものを探し続けるよりは、なりたい自分をつくってしまえばいいんですよ! そして、その人になりきっちゃいましょう。 なりたい自分を演じ続ければ、ずっと「なりたい自分」でいられるんだから、本当の自分なんていなくてもいいじゃない。 その中で、きっと自然と強みもつくれます。強みが固まれば、何ができて、何がしたいかもだんだんはっきりしてくるはず。 では、いつ、どこでも通用する自分のキャラクターをつくるためには何をすればいいんでしょうか。 私の場合は「はあちゅう」が「なりたい自分」でもあるわけです。

できる自分を演出する方法はたくさんある。服装を清潔感あふれるものにして、仕立てのいい物を選ぶとか、持ち物にこだわりを持って一流のものを使うとか。僕は少数精鋭でなるべくプロの世界で使われているものを趣味の世界でも使うようにしています。そうすることで所有欲は満たされますし、何かアクションを起こす時のモチベーションになります。動画編集などでいうと、プロ向けのアプリは高機能すぎて使うのが難しいとかはありますが、最近ではYouTubeというありがたいツールがあるので動画をみながらスキルアップがタダでできる。お金が許す範囲でプロ用ツールに触れてみよう。

舞台を選ぶ

人生においてメインステージになりうる「仕事」をする場所。せっかくなら今までつくり上げてきた自分のキャラクターを生かせる舞台を選びたいですよね。 でもでも、これが難しい。学生時代に「はあちゅう」を育てたはずの私だって、就職活動時、どんな会社に入ろうか迷いに迷った。迷いすぎて飼い主の分からなくなった犬のように困った。 自分のキャラが生かせる会社なんて当時はわからなかったし、入社してからはやっぱりキャラをリセットして新しい自分をつくろう、なんて思ったこともある。 そして紆余曲折あった後、今は「はあちゅう」という自分のキャラクターを最大限生かせる場所にいます。生かせるというより、生かせると信じてる。もちろん「はあちゅう」も舞台をどんどん変えていくので、これは、「今の段階では」という枕詞がつきますが。 まず、私がみなさんにお伝えしたい気づき、それは社会人になる=特定の会社に自分を合わせるというわけではないということ。 会社に入ったからといって、勝手に新しい自分がはじまるわけではナイ。 「どんな仕事をしたいか」は「これまでどんなことをしてきたか」の延長にあるはず。だから、会社を選んでそこに自分を合わせていくのではなく、自分がやりたいことを実現する場所として会社を選んでいく。 自分の夢(目的)があって、入りたい会社(環境)を選ぶ、という順番を間違えないことが大事だと思うのです。 だから、就職や転職を考えたとき、会社を見る前に、「やれることは何か、やりたいことは何か」を徹底的に考え抜いてみてほしいのです。

就職となると好ましいと思われる人物像が企業ごとにあったりして、なかなか自分を貫くことが難しかったりする。自分が仕事に何を求めるかをしっかし考えた上で仕事を探さないと就職や転職はうまくいかないと思います。それならば、フリーランスや起業というのもいいのではないかという視点も視野に入れてみよう。組織に属さないというベネフィットは案外でかい。

最近ではInstagramなどでキラキラしている人を見かけることが多くなってきている。そんな人は特別なんだろうと羨ましがるばかりで自分をそのステージまでもって行こうとは思わない人が多い。特に他のSNSと違ってInstagramは拡散性が低い(リツイートが無い)ので泥臭くフォローバックを狙って他のアカウントに「いいね!」や自分と同じジャンルのアカウントをフォローして周ったりをするか、本当にキラキラした生活を送るしか無い。なりたい自分をしっかりと持って自分を演じてみるのも面白い。