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立ち止まっていると「すれ違い」ばかり。でも、0.1ミリ動けば「出会い」に変わる!―本書は、出会いのチャンスを呼び込む“運”と“勇気”が身につくヒント集。ココロの距離を近づける具体的方法を伝授します。「いつもと違う席に座る」「まず自分が笑えば、相手も笑う」「1本の長電話より、短い電話を3本かけよう」などの小さな習慣で、あなたと、あなたの人間関係がきっと生まれ変わります。

感動を共有することで、人間関係は生まれる

どんなにたくさんお金を儲けても、友達がいなかったら、こんなにさみしいことはありません。ましてやお金と友達になることはできません。お金を儲けるために、友達をなくしてしまった人も大勢います。人生を豊かにしていくためには、お金持ちになることが大事なのではありません。一人でも多くの友達を作ることが大事です。何かをやろうとした時に、これは儲かるけれども、友達を減らすかもしれないと思ったら、それはやってはいけないのです。

お金儲けのために友達をなくす最たるものがマルチ商法、ネットワークビジネス、MLM(マルチレベルマーケティング)などと呼ばれるもの。自分の利益のために子なった人に苦労を強いるわけだから友達は減っていくだろう。というか、現時点でもうとっくに儲からないビジネスなのだから勧誘されて始めたら悲劇が待っている。儲からないどころかキラキラした日常を偽装するために借金を重ねるようになったりする上に今まで築いてきた人間関係を壊す事にも。賢い皆さんは不労所得とか権利収入という言葉を聞いたらその人とは距離を取るべきだ。

共損関係から、共栄関係へ

どちらも成功する関係を“〝 共栄関係”〟 と言います。ウィン・ウィン(どちらも勝つ)関係です。お互いが譲り合わない関係が″ 共損関係”〟 です。共損関係から早く共栄関係に進めて、考え方を変えた人が成功できるのです。本来、秘書というのは誰かに仕える、経営者にサービスする、社内の人に対してサービスする、自分を犠牲にして誰かのために尽くすのが仕事と考えられています。ところが、この「誰かのために尽くす」ということは、自分のためにもなることなのです。成功者のほとんどは、自分自身がすぐれた秘書になれる人です。秘書なしでもやっていけるけれども、ちゃんと秘書をつけているのです。秘書がいないとやっていけない経営者は、成功しません。 「自分でチケットが買えない」「ホテルの予約ができない」という人は成功できません。自分でもできるけれども、誰かにやってもらう。そうすることで、ますます時間を生み出していける。人に任せることができるという人が成功するのです。すぐれた秘書は、自分の仕事のパートナーである経営者以上のことを何かしなければいけないなと考えるのです。したがって、すぐれた経営者についている秘書は、ますますすぐれていくのです。経営者は、人にやってもらわなくても自分でできることを任せているのですから、秘書はそれ以上にプラスアルファをしないといけないのです。

最近では自分の不得意な分野は得意な人に変わってやってもらうサービスなどがCMされていたりと、一般に人に丸投げしてしまうことが浸透しつつある。それによってビジネスが創出されているので良いことだと思うが、何でもかんでも人に頼むのはどうかと思う。自分でゼロから体験することは楽しいし勉強になる。その上で、これ以上先は人の助けが必要と感じたらそのようなサービスに頼ってみるのも良いだろう。

嫉妬は、差の小さい社会に生まれる

日本人は、精神的に、諦めるのが得意です。 「まあ、いいんじゃないの、それで」という、足を引っ張る社会なのです。アメリカ社会が強いのは、成功する人間がいたらみんな近づいていって、自分も成功者の輪の中に入ろうとするからです。成功者がパーティーに来れば大変です。アメリカ人が名刺を出さないと思うのは大間違いで、どんどん成功者に名刺を出し、おべっかを使い、ゴマをすります。とにかく自分も成功者の仲間に加わっていこうとすることが、アメリカ社会の活性化につながっているのです。ビル・ゲイツが成功したら、自分も第二、第三のビル・ゲイツグループになろうとします。一見ライバルになりながらも、競争しながら仲良くしていけるのが、アメリカの競争社会です。  成功者に乗っかっていこうとする社会なのです。ところが、日本は競争を否定しています。勝者をつくらない。勝者を認めない。相手を勝たせてあげないのです。誰か成功した人がいたら、足を引っ張る。成功した人の悪口を言います。成功者が上に抜け出ようとすると、足を引っ張って、共損で平等を保とうとするのです。そして、成功者が失敗したり、抜け出た人を引き戻そうとすることで、自分も同じだと、精神的な安定感を保とうとするのです。足を引っ張るという意識が自分の中にないだろうかと反省することが大事です。億万長者が出たり、成功者がほめられた時に、悪口ややっかみを言っていないか。ねたみ、そねみを持っていないか。自分ばかり運が悪いとグチをこぼしていないか。考えてみることです。

成功者に乗っかるか、足を引っ張るかはあなた次第。乗っかっていきた方が得かと思います。日本でも徐々にそういった風土が生まれつつあるように感じます。

人生が劇的に変わる人脈術とは何か。パーティーや異業種交流会のようなもので、偉そうな人に人が群がりこぞって名刺を欲しがるなんていう意味のない人脈以下のものを求めるのではなく、本当の人脈を作ることとはどういうこのかを伝授。