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成功者、幸福な人生を送る人はみな、自分だけの現実逃避術を持っている。辛い現実に正面から挑まない、賢い生き方をしてみませんか。やっかいな問題はなるべく先送りにする。「あの頃はよかった」と後ろ向きに輝く…etc.ラクに生きてなぜか結果を出す人の非常識な習慣。

癒しの尼僧の教え

厳しい現実の世界から、いったん離れて小休止……。人間は誰しもが睡眠をとることで明日のエネルギーを蓄えています。一晩寝ると頭がスッキリするというのは、体感的には理解できますよね。人間の身体って良くできていて、よほどのことがない限り、ストレスを翌日に引きずることはありません。「ふて寝」ってあるけど、実は理にかなっているんですよ。  眠ればひとまずはイヤな現実を忘れられるのですから、寝ちゃえばいいの。でも睡眠が癒しの効果を持っているのは、当たり前といえば当たり前。 賢い眠り方は貪欲にいい夢を見ることなの。そう「いい夢を見ること」は最高の娯楽です。 三度寝しようが、惰眠をむさぼろうが、最高の娯楽に出合うのって理屈抜きに素敵じゃない?「いい夢を見るコツ」をつかんでいる人って、何があってもくじけない魔法を手に入れたも同然だと思います。  たとえたら「ディズニーランド」のキラキラした幸福感をベッドの中でいつでも味わえる感じかしら。

睡眠は本当に大事。大抵の嫌なことや不安はしっかり睡眠をとることで解消します。三度寝しようが、惰眠を貪ろうがOKというのにはホッとする。最近では快眠に関する様々な情報が世の中に出回っていてそれらを参考にしながら快眠を目指せば、脳も喜びます。

贔屓のスポーツチームを複数持つこと

私の知り合いに、「野球」や「サッカー」だけではなく、あらゆるジャンルのスポーツに「大贔屓」のチームを作っている人がいます。「今日は○○が勝った」「また○○が勝った」といつ会っても嬉しそうにしているんです。不思議なのは「負けちゃった、残念!」という日がほとんどないこと。 そりゃそうですよね。スポーツの各ジャンルに贔屓が1チームずついるんですから、どこかのジャンルのチームが負けても、他のどこかのジャンルのチームは勝っている。「負けたチーム」には「まあ、今日は仕方がない。次があるさ」と、とっとと諦めるんだそうです。「勝ったチーム」には「やったー! 最高!」と気分を最大に高揚させるそうです。これで 毎日勝利の美酒に酔える という理屈です。彼は「たこ足ファン」と自称しています。正直、感心しちゃいました。何事も、思い切り熱中できることがある人の毎日は充実しています。阪神タイガースのファンなんてものすごいじゃないですか。タイガースが勝った翌日は傍から見ても機嫌がよく、逆に負けるとふさぎ込む。タイガース一筋に愛情を注ぎ、まさにタイガースと共に歩む人生。でも、たったひとつの好きなことに人生が振り回されてしまうのは考えものだと思いませんか?いくら阪神タイガースが強いチームでも、毎日勝つわけではありません。2012年に日本一になった読売ジャイアンツであっても、勝率はせいぜい6割、7割台です。仮に、ジャイアンツファンに鞍替えしたところで、負ける悔しさからは決して逃れられない。でも「野球」をはじめとして「サッカー」「ゴルフ」「バレーボール」「ラグビー」「バスケットボール」などさまざまなスポーツにそれぞれご贔屓チームや選手がいる「たこ足ファン」ならば‥‥。

複数のご贔屓チームを持つというのは新しい視点だ。スポーツに限らず、対象はスポーツだけでなくてもいいでしょう。好みの俳優さんやアイドルを複数持てばテレビで見ない日は無いでしょうし、出演番組を楽しめます。本気のファンんからは推しがたくさんいることは非難されそうですがww

超合理主義の実業家の教え

勉強の 99%は苦しいかもしれない。しかし、残る1%の成功体験をイメージしながら勉強すれば、それは最高の快楽に変わるということだ。知り合いに、数学オリンピックで入賞した後、医学部に進み、そのまま医師になったという人がいる。彼は、小学生のときに数学にハマって以来、数学が好きで好きで仕方がなくなった。だから親に言われなくても勉強し、いつしか高校で一番になった。今でも彼の頭の中にあるのは数学のことだけ。本当は医学部にも生きたくなかったのであるが、周りの勧めで仕方なく進学したらしい。だが、今は「医者になって本当によかった。やりがいのある仕事に出合えた。もしあのとき、勉強していなかったらこんな充実した日々は送れなかっただろう」と言っている。これが勉強にハマることの効用だ。ただ好きな勉強をして現実逃避しているだけなのに、とてつもなく大きな成果を上げてしまうのである。勉強といっても、学校の勉強、資格の勉強に限った話ではない。料理の勉強、趣味の勉強、自分を向上させるための努力はすべて「勉強」といってもいいだろう。ビジネスだって勉強だ。銀座まるかんの創業者、斎藤一人さんをご存じだろうか。健康食品事業で財を成し、過去何度も長者番付に名を連ねてきた「生涯納税日本一」の成功者である。彼の学歴は中卒である。それでも彼は成功し、今では多くの弟子を抱えるまでになった。彼は、ビジネスの勉強を究めたのである。

現実逃避は悪いことでは無い。全ての事象に真正面から向き合う必要なんてない。逃げたくなったらうまく交わして逃げることで人生はよりうまく回せるようになります。要領よく現実逃避して生きていきましょう。