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仕事がはかどらない、イライラする、疲れる……、これらはすべて脳の容量オーバーのサイン。後でやる仕事を付箋に書いてパソコン画面に貼っておく、ベッドの上でスマホをチェックなど、無意識にやっている行為が脳エネの無駄づかいにつながり、肝心なことに注ぐエネルギーをなくしてしまうことになる。医療現場で実証されたスキルの実践で、脳が気持ちよく働き出す!

容量オーバーのサインはイライラ

私たちは自分の脳が容量オーバーになっていることを、頭の働きとは別のことで気づきます。それはイライラです。はじめにで登場したAさんのように、カッと衝動的になったり、イラッとするなどの感情反応が無駄に多いときは、脳が容量オーバーになっているサインです。逆に、脳の省エネがうまくできているときには、感情は乱れません。私たちが目指すべきはこれです。 脳の省エネ戦略をサポートし、感情反応に乱されることなく目的を達成する。 これを実現させましょう。

僕は普段からイライラすることがほとんどない。ストレスから解放された生活を送っているため、容量オーバーになることもないのだ。しいて言えば、病気の症状で思考停止や幻聴が聞こえてくる時が容量オーバーになっている時と考えられもする。イライラとはまた違った症状だが。

空き容量をつくる睡眠は容量オーバーを防ぐ必須の技術

人間の睡眠は、眠っていない時間が長ければ長いほど、その後の睡眠がぐっと深くなります。今、あなたは眠っていないので、朝目覚めてから今までの時間で、脳脊髄液の中に睡眠物質が溜まって睡眠圧が高まっています。しかし、この後居眠りをしてしまったらどうなるでしょうか。高まった睡眠圧は、うとうとした瞬間にすべて使いきってしまうので、居眠りの後には、睡眠圧は残っていません。そこから眠り直しても、深くは眠れなくなってしまうのです。帰宅中の電車や帰宅後に、テレビを観ていたり入浴している最中にうとうと眠ってしまう。これで脳が情報整理する作業ができなくなってしまうのです。平日のすごく疲れているときに居眠りをしてしまうのは避けられないと思いますが、 まず休日は、就寝する7時間前くらいから眠らずに圧力を高めて深く眠ることを実践していきましょう。

睡眠の質は次の日の朝からのパフォーマンスに影響するのでとても大事。なるべく寝る前には眠っていない時間が長くあるほど深い睡眠となる。昼寝を推奨している企業もあるが、家でだらだら1時間以上昼寝するのは夜の睡眠の妨げにあるのでお勧めできない。

人の選択

実際に人に会っていなくても、同じようにエネルギー消耗するのがSNSです。ある調査では、SNSで事実を大げさに表現して自分をつくったことがあるか、という問いには 70%の人が「ある」と答えています。対面で大げさなことを話されると「それは盛りすぎでしょ」と笑って終わりですが、SNSで目にするとそれが事実のように伝えられていることにいらだちや嫉妬など感情が乱されてしまいます。冒頭で紹介したAさんのように、SNSで人の投稿に絡んで余計疲れてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。リアルでもネット上でも、人に会う行為であることに変わりはありません。むしろ、SNSのほうが情報が限られているので誤解が多いことを前提に付き合わなければなりません。SNS断ちをしたり、投稿が表示される人を制限すると、「いったい何だったのだろう」と思うほど、エネルギーの無駄な消費をしていたことに気づくはずです。

Instagramなどでフォローしている人が増えると滝のように皆の投稿が流れてくるように。僕は投稿のお知らせをオンにしている人以外の投稿は普段は見ないようにして無駄な時間を削除している。よくコメントをくれる人や、気になる投稿をする人を除いてしまえば選択により自分の自由度が広がるからだ。

インナーの肌触りにこだわる

触覚は、他の感覚と違い、塞ぐことのできない感覚です。目や耳を塞いで見ない聞かないということはできますが、触覚の入口だけは常に開いたままです。特に、体に直接触れている物、つまり下着やインナーウェアは、その情報が常に脳に届けられています。皮膚の表面にある圧迫や凹凸を感知するメルケル細胞が、インナーの締め付け度合いや皮膚との摩擦の情報を感覚神経に乗せて送ります。感覚神経は、例えば手では2万本弱もあり、その1つ1つが1mくらいの長さを持っています。なんだか人間の体そのものが触覚センサーのようです。そんな絶えず情報が送られてくる触覚の触り心地が、私たちの心の状態とも大きく関係しています。私たちは、普段何気ない会話からその「空気を読む」ことで相手の心情を探っているのですが、これに触覚が関わっています。

僕はインナーをユニクロのエアリズム一択にしている。肌触りが良いのと意外とへたらずに着れることが選ぶ理由。ほかにも高級なインナーなど履きごごちの良いものはいくらでもあるが、コスパがいいのはエアリズムだ。

脳を省エネすることで毎日の生活がリズムよく回り出す。たった一つの行動がイライラを予防してくれる。脳内整理で脳のパフォーマンスを最大限に引き出そう!!