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24時間365日、最短15分単位で借りられるから、日々の買い物や送り迎えに使える。主要な駅や空港のそばでも使えるから、出張や旅行のときにも便利。「ミヂカ」「オトク」「ベンリ」をコンセプトにカーシェアリングを全国展開するパーク24グループが提案する、これからの人とクルマのつきあい方。

世界のシェアリングエコノミーをリードする2大企業

シェアリングサービスの代名詞であるかのように成功事例として必ずその名があがるAirbnbとUberの快進撃は、とどまるところを知らない。個人の遊休資産や時間などをシェアする両社のサービスは、人々のライフスタイルそのものに変化をもたらしているばかりか、既存産業や地域経済にも大きな影響を与えている。2008年に設立されたAirbnbは、空き部屋や空き家を宿泊施設として貸したい個人(ホスト)と、それを借りたい個人(ゲスト)とをマッチングする、オンラインプラットフォームだ。 ホストは、空き部屋や空き家などを宿泊施設として登録し、利用する際のルールや、あらかじめ知らせておきたい情報を提示しておく。ゲストは、Airbnbのウェブサイトで宿泊したい日付や目的地、希望条件を指定する。すると、その条件に合う部屋の写真と料金が一覧で表示されるので、そのなかから泊まりたい部屋を選択して予約リクエストを送信する。そのリクエストをホストが承認すれば、予約完了となる。使い方としては、一般的なホテル予約サイトとほとんど変わらない。Airbnbの登録物件は、世界190カ国以上、3万4000を超える都市に、200万件以上もあり、部屋数では、世界一のホテルグループをもしのぐ規模となっている。

日本への観光客が増えたことにより都内のビジネスホテルでの予約が取りにくい時期もあるという。特に観光客の利便性が高い地域のホテルは満室状態だとか。そこでAirbnbなどが一気に脚光をあびることに。日本でも登録物件が急激に増えているようです。しかしながらマンションの一室をAirbnbなどに登録したことにより共有スペースで旅行客が騒いだりして管理組合と揉めるなんてトラブルも。慌ててマンション管理規約にAirbnbへの登録は不可という項目を設けるマンションも出てきた。便利なのはいいが、秩序をもって利用してほしいものだ。

若い世代ほどシェリングサービスの利用に前向き

ライドシェアについて「利用したい」または「利用を検討してもよい」と答えた人は 22・9%、民泊について「利用したい」または「利用を検討してもよい」と答えた人は26・4%で、いずれも「利用したくない」または「あまり利用したくない」と答えた人を下回っている。いまのところ、日本の消費者は、海外で人気のシェアリングサービスの利用に対しては慎重なようだ。 利用意向を年代別に見ると、いずれのサービスについても 20 代以下の利用意向が最も高く、年代が上がるにつれて利用意向が低くなる傾向にあることがわかった。シェアリングサービスを「利用したくない」または「あまり利用したくない」と回答した人にその理由を尋ねると、「事故やトラブル時の不安があるから」が約6割と最も多かった。日本人にとっては未知のサービスであるだけに、事故やトラブル時への対応に漠然とした不安を感じる人が多いのかもしれない。 ただし、「利用者の口コミによるサービス評価には限界があるから」を理由にあげた人は1割程度にすぎないため、サービスの品質をソーシャルメディアでの利用者の口コミ評価によって担保するというシェアリングサービスのしくみ自体は、受け入れられる余地がありそうだ。

若い人ほどものやサービスをシェアすることに抵抗がないようだ。僕の場合なんでもシェアは嫌い。特に食べ物に関しては、それ一口ちょうだいというのはどうかと思う。欲しけりゃ自分で注文しろという感じになってしまう。そして、車は一台所有しているが、病気(統合失調症)で免許の更新NGが出てしまったので、僕には免許がない。でも3ヵ月に1度の精神科受診の際、家族の運転で利用するので、妹の家(父親名義だが)の駐車場に置かせてもらっている。普段乗らないのだから、誰かに貸せば収入を得られるのにと思ったこともあるのだが、カーシェアについてあまり知識がないので保留している。そんな状況でこの本と出会ったので読んでみるかとなったわけです。

車に対する意識調査では50代、60代では「快適」「便利」「夢」「趣味」といったプラスイメージが上位に来るのに対し、20代、30代では「経済的負担」がダントツで多いらしい。僕はそのちょうど境界線の40代なのでどちらにも転ぶ可能性がある。まだ個人間でのカーシェアリングではトラブルも多いらしいので二の足を踏んでいるが、保険の問題とかをクリアして、気軽に利用できるようになれば使って見たいです。