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人生には〝想定外〟の出来事がつきもの。そこで問われるのが、いかに困難を乗り切り、解決していくかということ。超一流と言われる人々は突発的とも言える〝想定外〟の出来事に強い。できることなら僕らもそういったフレキシブルな強さを身に付けたいもの。これからの時代を生きる人にとって、希望の一冊となる、現代版『7つの習慣』とも言える成功哲学の本。

新時代の入試

問1 「ドラえもん」が優れた技術で作られていても、生物として認められることはありません。それはなぜですか。理由を答えなさい.

どうですか?これは2013年に麻布中学で出題されたリカの入試問題です。とても小学生を相手にしたものとは思えませんね。大人でも思わず唸ってしまうでしょう。ただ暗記するだけでは答えられない問題です。

問2 シアトルの全ての窓ガラスを洗浄するとして、あなたはいくら請求しますか?

これはGoogle社の入社試験問題です。一見、クイズのように見えますが、これなどまさに模範解答もなければ、過去に例を見ない問題ですよね。

問3 自動販売機の中に人が入っていないということを証明せよ。

問4 あなたが日本の総理大臣になったとしたら、最初にやる政策は何ですか?

問3は、東京工業大学名誉教授、広瀬茂男先生の「スーパーロボティクスプログラム」(現ハイロボットDesign & Creation Program)の選抜試験。問4は「竹中平蔵世界塾」選抜面接の問題です。

いずれも「新時代の入試」と呼べるものだと思います。すでにAO(アドミッションズ・オフィス)入試などでこのような問題が出されているところも多く。「これからの時代に必要とされる人材」を青田買いするような傾向も見られます。一方、一般入試で入ってきた学生からは彼らのことをAO(アホでもOK)などと揶揄する輩も。企業などでも必要な時必要な人材を確保するため、このような面接を行う企業も多い。しかし、僕が転職活動をしていた時出会ったのは、正社員の募集で面接に来ているのに蓋を開けて見たら、「契約社員でどう?」というもの(感動を与える100円ショップといえばわかる人にはわかると思います)。こちらの要望とは違うので断ったが、正社員登用を餌に契約社員を募っている会社は多いのではないでしょうか。その時その時で旬な能力を持つ社員を登用しフェーズが変われば、やめるように仕向けたり、契約更新しなかったり。それで有能な人材が長く働いてくれるとでも思っているのだろうか。そんな会社からは人材がどんどん流出すると思います。

嫌だということにも正面から向き合う力

思うに、エリートたちは、好きなことや、やりたいことだけやって大成しているかというと、そういうわけでもないのです。もちろん、自分が心底やりたいと思うことをとことん追求しているわけですが、一方で、嫌だと思うことも素直に認めて、逃げ出さずに正面から向き合っています。世界のエリートにだって、私たちと同じように、苦手なことがあるのです。みなさんも苦手なことにこそ思い切って立ち向かって見ませんか?その先に道が開けるということがあるのではないでしょうか。

僕も趣味で始めたブログに記事を掲載する際、普通に引きこもっているだけではネタがないことに気づき、じゃあ本を読んで感想でも描くか、と軽いきもちで始めたのだが、これが本を読むのは楽しいのだが、記事を書くのが結構億劫。それでも、毎日1冊ずつコツコツとWordPressの「投稿の編集」画面と向き合っている。人に読まれることで、文章も上手くなっていくものと勝手に信じ、ブログと同じ内容のものを読書コミュニティサイト「本が好き」「シミルボン」にも投稿している。楽しみの1つは、Google AdSenseの月間収益を見るのと、Google AnalyticsでPVを確認すること、最近ではPVもあまり伸びなくなってきたが、一喜一憂するのも占いみたいで面白い。

「肌」で情報を得よう

ネットやテレビ、新聞、本などを見たり読んだりすることで知った気にならず、実際に現地に足を運び、フィルターのかかっていない「生の情報」を肌で感じてください。

引きこもっていても、Amazonで本は買えるし、洋服だって今時はどこのブランドでもオフィシャルサイトを通じてネット通販を行なっているので、着るものに困ることはない。日常雑貨もしかり。しかし何事も楽しもうとするなら、書を捨て街へ出て、自分の肌で情報を感じることが大事だという。若い頃はそんな感じで原宿や青山、渋谷や新宿に足を運んでいたが歳をとるにつれ足が遠のいている自分に気づく。気づけば引きこもり歴も十数年最後に電車に乗ったのも4〜5年前だったかな?と曖昧な記憶しかない。ある意味この書籍にあるように逃げ方が上手で生き残ってきた人間の1人だろう。危険を冒さず、きちんと計算し自分の分を知るこれが逃げるコツだ。

30年先を少し意識して、見据えて見る、30年があまりにも長すぎて想像できなければ15年でも10年でも良い。10年も経てば時代の意識もずいぶん変わっているだろうし、iPhoneの登場などのように技術の融合で生活が一変しているかもしれない、そして流行り物には手をつけないというのも知恵の一つだという、テレビでこれ流行っていますという情報が流れてきた時は、たいていの場合ピークをすぎているからだ。リンダ・グラットン氏、アンドリュー・スコット氏著の『LIFE SHIFT』ではこれから人間は100年生きる時代に入るという。100年生きるためのライフプラン、少し先を見据える力もこれからは必要になってくると強く感じる書籍だった。