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訪問先の手土産を持って行ったのはいいが、紙袋に入れたまま手渡し。葬儀の際には、何が何でも〝ご愁傷さまでした〟。レストランで、案内役の後ろを、彼女を従えてテーブルまで颯爽と歩く。ちょっとだけあなたの行動を振り返ってみてください。こんなマナー違反な振る舞いをしていませんか?女性が男性に対して幻滅するのはどんな時か?実は「マナー知らず」であることが女性の幻滅曲線の頂点に向かい、一気に上昇するということもあるようです。そんな残念なことにならないようにマナーのツボを見ていきましょう。

女性を家まで送る際

女性とタクシーに乗る場合は「ボクが先に乗りますね」とひとこと断ってから、奥のシートにすわるのがいいのでは?乗り込んで奥に移動するのは結構大変なもの。ミニスカートを履いていたりすればなおさらです。支払いの時も女性を下ろしてからできますから乗ったまま待たせることもなし。

一方、電車移動の場合、余裕を持った行動を心がけましょう。発車寸前の電車に飛び乗ろうとするなんて言語道断。女性がハイヒールなどを履いている場合、ダッシュさせるなんて無神経。1台待つ余裕を持ちましょう。

たった数秒間の〝見かけ〟で、好印象を決めるコツ

初めて男性とお会いしたとき、まず顔を見て、次に服装を見ますし、ヘアスタイルや表情を観察します。そして、清潔感があるきちんとした服装、整ったヘアスタイル、にこやかな表情をしている男性のことは、「とても、〝感じのいい〟人だわ」と、うけとります。スーツの方にフケが落ちていたり、頭髪に櫛もブラシも入ってなかったり、苦虫を噛み潰したような表情をしていたりしたら、いくら知的レベルが高く、知識が豊富で、人格に優れている男性でも、決して好印象を持つことはできません。

僕は男性の身だしなみで一番大事なのは「靴」だと聞いたことがあるので、特に革靴の手入れをちゃんと行い常に綺麗にしています。スーツの場合、上着にブラシはかかっているか?スラックスにプレスがかかっているか?なども気をつける点。僕の場合、体臭についてはさほど強くない方なのですが、歯と歯茎の治療中ということもあり口臭が気になります。少しでも注意をそらそうと半年ほど前から香水を使い始めましたなかなか自分に合ったものが見つからず大量に買う羽目になってしまいましたが、今では【Jo Malone】 イングリッシュ ペアー & フリージア コロンに落ち着きました。近くによると漂うほのかなコロンの香りは、男性の魅力アップに一役買います。しかしつけすぎは禁物。香害と言われ避けられてしまいます。女性とのデートで食事をする際に料理の香りを損なわない程度にするのがスマートだそうです。ちなみに和食の店では無香料が基本とのこと。

訪問時のマナー

友人や知人のお宅に伺う、いわゆるプライベートな訪問では、訪問時間について守るべきマナーがあるとされています。「約束の時間より少し遅れて訪れるのがベストタイミング」というのがそれです。約束の時間より前に玄関のチャイムを鳴らすのは失礼に当たるというわけです。その理由は、先方は、約束の時間までに迎える準備を整えるのだから、時間前では準備ができていない可能性があるということなのでしょう。準備がつつがなく整って一呼吸置いた1〜5分後に訪れるのが訪問客としての心配りというわけですが、それは、時代遅れです。

時間がゆったりと流れていたひと昔前ならいざ知らず、全てがスピードアップした現代では、「ジャスト・オン・タイム(定刻)」が基本。ビジネスの世界ならなおさらです。そして冬場の訪問でコートを脱いで玄関で待つか、来たままで良いのかという問題。最低でも、マフラーや手袋などの小物は外しておくと良いでしょう。

空腹であっても、食事をすすめられたら一度は断る

訪問先での話がはずみ、予定していた滞在時間を大幅にオーバーしてしまった。なかなかお暇するタイミングを見出せないでいるうちに、先方からこんな申し出が‥‥。「よかったら、お食事でもいかがですか?」話にも輿が乗ってきていることだし、せっかくの戦法の心遣いをむげにお断りするのも心苦しい気がして、素直に申し出を受けるというのはマナーとしてどうでしょうか?このケースでは、先方の言葉を額面どうりにうけとると、失敗する可能性が大です。食事を進める先方の本音がどこにあるのかを考えましょう。「もう食事どきだし、そろそろお帰りいただけませんか?」これが偽らざる本音なのです。予定していなかった食事のもてなしは先方にとっては迷惑以外の何物でもありません。

僕のように独身者だと、招かれた先でご馳走になることが多かった。額面通り受け取り、「では遠慮なくいただきます」と。これがマナー違反だったとは気付きもしませんでした。友人である旦那の方ではなく、奥さんの方から「食べていくんでしょ?」と問われ普通に食事してしまっていましたww

そのほかにもレストランでのスマホの取り扱いやビジネスメールの作法、お通夜での服装など知っていて損はないマナーが多く取り扱われています。誰も教えてくれないことも多い日常のマナー。知らず知らずのうちにマナー違反になっていないかチェックしてみては?