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これまでいくつもの自己啓発本を読んで、結局幸せになれていない人へ。幸せになるための基本となる3つの原則。それは、「比べない」「期待しない」「目標を持たない」です。裏を返して言えば、多くの人は幸せになろうとして、比べたり、期待したり、目標を持ったりという誤りを犯しているために、いつまでたっても幸せになれないのです。では、なぜ、それが誤りなのかを見ていきましょう。

Facebookが幸せをもたらさない理由

幸せになるための原則の第一は、「比べない」こと。ほとんどの人は、自分の幸福を判断するために、他人と比較するクセがついてしまっています(意識しているかどうかはともかく)。それでは、まず幸せになるのは不可能です。たとえば、こんな例を考えてみましょう。がんばってお金を貯めて、500万円のクルマを買った人がいます。その人がどんな気分か考えてみてください。念願の新車を手に入れて、うれしいだろう。きっと幸せに違いないーーと想像するのではないでしょうか。では、さらに想像を進めましょう。自慢の新車の写真をFacebookに乗せようとしたら、ちょうど、起業家の友人も記事をアップしたところだった。そこには、友人が買ったばかりの2000万円の車の写真が‥‥。こうなると、先ほどまでの喜びや幸福感はどこへやら、みじめさ、悔しさ、妬み、場合によっては憎しみでいっぱいになってしまうことも、容易に想像できるでしょう。

どうしても他人を意識し、自分と比べてしまいがちになってしまうSNS。SNSの使用時間が増えれば増えるほど他人のリア充っぷりが目に飛び込んできて、比べることの弊害が出てきます。実際ミシガン大の若者を対象にした研究ではFacebookを利用すると主観的幸福度が下がるという結果が出ているし、Facebookの利用時間と鬱の関係性を指摘したヒューストン大の研究もあります。他人と比べるということは上を見ると惨めになりやる気をなくし、下を見ると自分に甘くなってしまう傾向にあるのでいずれにせよいいことはない。

一方幸せにつながる比較もある。それは「過去の自分」と比べること。「ダイエットで1ヶ月前より○キロ痩せた」「営業成績が前年比150%を達成した」など。日頃から記録を取り「過去の自分」と「今の自分」を比べると良い。ダイエット中の人なら、体重や体脂肪率を毎日測って記録するだけで節制の助けになります。

承認を求めれば求めるほど、不幸になる

他人の承認を期待するのはやめましょう。たとえば、ネオヒルズ族と呼ばれるような起業家たちは、事業で成功し、お金持ちになるだけでは満足できていません。わざわざロールス・ロイスのような高級車を買って乗り回し、それを他人に見せびらかそうとします。そうすることによって、「成功者だ」「お金持ちだ」と他人に認めてもらいたいからです。他人に認めてもらうことで、ようやく幸せに慣れると考えているのでしょう。

高級車に乗ったりしなくても、大抵の男性は地位に固執します。これも他人から認められたい欲求の表れだ。女性の場合、承認欲求は「好かれたい」という形をとり、友達のグループをはじめとする人間関係に執着することが多い。他人に認められるということは、自分ではなく「他人の望み通りの自分になる」ということになってしまう。「承認」を期待すると他人の物差しにより迎合することとなってしまう。それよりも自分を自分で承認すること。そのために独自性を作り出すことが大事。

あなたの強みがわかるBIG 5 TEST

次の10項目について、1(まったくあてはまらない)〜7(完全に当てはまる)の7段階で点数をつけてください。

自分の性格は‥‥

  • A 外交的、情熱的
  • B 批判的、口げんかしやすい
  • C 自己コントロール能力が高い、頼りがいがある
  • D 心配性、動揺しやすい
  • E 新しい経験や複雑な物事に対してオープンである
  • F あまり自分を主張しない、無口
  • G 共感能力が高い、優しい
  • H 物事にこだわらない、ぶっきらぼう
  • I 温厚、感情が安定している
  • J 形式にこだわる、創造性が低い

結果の計算

外向性=(8ーFの点数)+Aの点数

神経症的傾向=(8ーIの点数)+Dの点数

開放性=(8ーJの点数)+Eの点数

協調性=(8ーBの点数)+Gの点数

勤勉性=(8ーHの点数)+Cの点数

参考平均値

外向性 男性:8.5 女性:9.1(高い人は人間関係形成に優れる。低い人は一つのことに集中する力がある)

神経症的傾向 男性:5.7 女性:6.7(高い人は繊細で感受性が強い。低い人はメンタルが強い)

開放性 男性:10.7 女性:10.8(高い人は創造性に恵まれている。低い人は規律・秩序を守るのが得意)

協調性 男性:10.1 女性:10.6(高い人はチームワーク向き。低い人はリーダーかアーティスト向き)

勤勉性 男性:10.4 女性:11(高い人はコツコツと大きな仕事を成し遂げるのに向いている。低い人は短期間で結果を出すのが得意)

僕の結果は「外向性」7「神経症的傾向」9「開放性」8「協調性」11「勤勉性」11でした。どんな結果でもポジティブな判定結果を提示してくれるテストだ。

目標を持たない

目標設定や計画作りでは、まさにいいことを考えているわけですから、モラル・ライセンシングが生じて当然です。たとえば、「10年後、成功して幸せになる」という目標を立てた人は、それだけで満足して、自分の「怠けてもいいよ」というライセンスを出してしまう。あるいは、起業計画を立てたことで満足して、その夜は勉強を放り出して飲みに行ってしまう。

幸せになるためには「未来」に注目するのではなく、「現在」に注目し、現在の行動にフォーカスする。「20キロ痩せたい」のならば「そのためにはどんな行動を取るのが良いのか」(食生活を変えたり、運動を取り入れたり、はやりのダイエット法を試してみたり)を考える。現在の行動にフォーカスすることではじめて目標の本当の意味、使い方がわかってくる。未来の目標は、今取るべきベストな行動を決めるためにある。

第2章からは「人生の幸福度を上げる7つの行動」と題し「信じる」「体を動かす」「体験する」「手放す」「習慣化する」「変化をつける」「確かめる」などの行動を。第3章では「幸せになる人間関係を作る5つの姿勢」を紹介。今まで数多くの自己啓発本を読んできた人にもブレークスルーとなる言葉があると思います。