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慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)には、出席も、レポートも、テストも単位もない、「奇跡のゼミ」がある。単位もないのに絶大な人気で毎回定員オーバー。『起業家のように企業で働く』『職業としてのプロ経営者』(クロスメディア・パブリッシング)、『リーダーシップ3.0』(祥伝社新書)などの著書がある小杉俊哉氏のゼミとはどのようなものか。

人はイメージしたところまでは行ける

「人はイメージしたところまではいける。でもそれ以上にはなれない。」将来像を描くときに、カチッと固まったビジョンじゃなくても良い、イメージでも良いから描くことが大事、そういうメッセージとして、今も私の心に刺さっている。

イメージを膨らませビジョンを描く、こうなりたいとか、こんな未来がいいとか。2段階上の目標を設定することで結果に結びつくとかいうのをなんかの本で読んだ気がするが、ここではカチッと固まったビジョンじゃなくても良いということだ。実際、目標を達成するに至るプロセスには様々なアプローチがあり、イメージを描くことや、2段階上の目標を描くこと、簡単に乗り越えられそうな小さな目標を立てクリアするたび目標をアップデートしたりと人によって最適な方法というのは違う。「人はイメージしたところまではいける。でもそれ以上にはなれない。」という言葉は目標に向かう上で心強い味方となってくれるだろう。

「無理」「ダメ」と言われても必死に食らいつく気概が必要

「授業の履修選抜に落ちても、『授業が受けたい』と連絡してきた学生には、履修許可を出しているんだよ。チャンスは自分でつかみとるもの。『無理』『ダメ』からいかに踏み込むかが大事」

自分が思っていた以上に、人生は自分で切り開いていけるものだということを私は悟った。誰かに、「無理」「ダメ」と言われても、自分がそう思わない限りは挑戦し続けられる。「限界」「諦め」は相手が決めるものではない。

僕はうまくいかないことや、身につかない習慣など物事にすぐ分かりやすい結果を求めがちで、諦めやすい体質でもある。この言葉のように誰かに「無理」「ダメ」と言われたわけではなく、自分でブレーキを踏んでしまう。過去にブログを立ち上げたとき(その頃はまだブログという言葉が浸透しておらずホームページなどど呼ばれていた)には写真にはまっていてその画像とともに記事を書いていた。すぐに書くことがなくなって挫折したのだが、現在のブログではネタのほとんどが読んだ書籍の感想記事なので、ネタが尽きるということはない。その代わり書籍代という重い負担がのしかかるが、最近では『KindleUnlimited読み放題』などを併用してなんとかやっている。ブログを始めて9ヶ月、とりあえず1年間毎日更新を目指しコツコツと積み上げるスタイルでブレーキを踏まないよう頑張ろうと思う。

リスクなんて存在しない

「先生は、留学や転職、独立といった大きな決断を下す際、どのようにしてリスクを克服したのですか?」という質問に対する答えである。その時の私は、「入念に計画を立て、準備を怠らず、考え得るリスクを漏れなく把握し潰していくことが大切で・・・」といった凡そ私では届かない崇高なマインドについて語られるのだろうと思っていた。しかし小杉先生の答えは全く違うものであった。

「どこにリスクなんてあるの?リスクなんてないじゃん。」

リスクとは自分の中で勝手に作り上げたもので、本来は存在しない。思いつく限りのリスクを上げていくと、それがただの言い訳であることに気づくだろう。僕は大学をやめる時も、転職する時も、仕事を辞め病気と向き合う時も全て本能の赴くままに意思決定してきた。周りの人から見るとリスク以外の何物でもない事象も僕にとってはどうでもいいこと。多少の不安はあるがそれも自分が選んだ道なら仕方がない。大学を辞めずに授業料だけ収め続けること、会社を変えずに人間関係で悩むこと、仕事を辞めずに病気が悪化することの方がよっぽどためにならない。収入は少ないが時間の自由がきくし貯金のおかげである程度贅沢も許される。失うものなんて貯金ぐらいなので、そこにリスクなんて存在しないという考え方は前向きでいいと思う。

夢を追う意味

「夢は叶う。もし万が一叶わなかったとしても、夢に向かって本気で努力すれば、必ずかけがえのないものを手にすることができる」

夢とはちょっと違うがプロフェッショナルになるために勉強に費やす時間は10,000時間と言われている。ブログ関連だとおよそ10年ぐらい続けないとものにはならない。それだけの覚悟が必要だ。現在は累積した本の記事が圧倒的に少ないので1日1冊本を読み感想などをブログにアップしているが、理想はもっと多くの本を読み、気に入った本だけレビューを書くというもの。これだと書籍代もかさむので代金を捻出するため、ブログの収益化も考えなければならない。前途多難だ。

小杉先生の言葉と生徒たち(OB・OG)の反応をテンポ良く読める。各項のページ数も少なく暇な時間にペラペラめくって読むのにちょうどいいポジティブ書籍。

慶応大人気講師が教室では教えなかった5つのこと 超訳コスギの言葉 (NextPublishing)[Kindle版]

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  • 作者:小杉 俊哉
  • 出版社:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売日: 2016-05-27